インターネットFAXとFAXサーバ|長期利用なら小型サーバもアリ

FAXは固定電話回線と同様に社会の通信インフラとして強く根付いています。
インターネット全盛となった現在でも、会社の名刺を見れば固定電話番号とFAX番号はほぼ記載されています。


しかし、インターネット通信と比較して電話回線を経由したFAX通信は伝達速度も遅く業務効率化を妨げています。
インターネットFAXを導入したいが月額コストが発生したり番号が変わることを懸念する方もおられると思います。
こちらの記事では、外部サーバを使ったクラウドFAXではなく、社内や自宅に小型FAXサーバを設置する方法について解説します。
FAX送受信を効率的に行いたいが、インターネットFAXのデメリットが気になっている方は是非一度お読みください。

 

インターネットFAXの欠陥ポイント

efaxに代表されるインターネットFAXサービス(クラウドFAX)は、月額料金を払うことで外部のFAXサーバを利用するサービスです。
こうしたクラウド型のサービスは現在の流行りでもあり、自前で余計なハードを用意する必要がないため非常に人気です。
しかし、インターネットFAXは便利な一方でいくつかのデメリットも存在します。

①利用する限り月額コストがかかり続ける
これは外部サーバをレンタルしているのと同じですので、当然ですが費用が発生します。
しかし、会社の場合であれば、既にコピー・FAX複合機などを導入しているところも多く、さらにインターネットFAXを利用するとなると費用がかさんでいきます。
インターネットFAXに変えたから複合機は不要だ、と思ってもリース契約をしてることが多く、簡単に複合機を変更することもできません。

②以前からのFAX番号を引き継げない
外部クラウド型のインターネットFAXは原則として番号引継(ナンバーポータビリティ)ができません。 →詳細はインターネットFAXの番号引継
インターネットFAXを新規契約した際に新たな番号を付番されるので、そちらを利用することになります。
しかしFAX番号というのは固定電話とあわせて会社の顔ともいうべき連絡窓口なので、様々な媒体(会社HP・会社パンフ・名刺など)に記載しています。
FAX番号を変更するとなると、これらの記載を逐一変更していく必要があるため大変な労力がかかります。
個人であっても、家族・親類や知人・友人などに伝えたFAX番号を訂正するとなるとひと手間かかります。

③各サービスごとに多少のクセがあり最適化できない
例えばefaxであれば、米国の送受信サーバを使用するため、日本国内のフリーダイヤル宛に送信できないなど、各会社ごとに多少の制約があります。
また、付番される受信用FAX番号も050から始まる番号など独自のモノが多く、固定電話番号とFAX番号が全く違う番号になる可能性が高くなります。

 

小型FAXサーバを自前で導入するという選択肢

こうしたクラウド型サービスの欠点を補うために、自前で小型のFAXサーバを導入するという方法があります。
それが、Cimsun社の提供するCimFAXと呼ばれる製品です。

 

このFAXサーバは、自社(自宅)の電話回線とLAN回線を接続することで、簡単に自前のFAXサーバを構築するネットワークデバイスです。
イメージとしてはクラウド型のインターネットFAXが提供するFAX送受信サーバを、自社(自宅)に設置してしまうようなものです。
サーバ機能を有する装置ですので、本体価格は廉価版でもAmazonで3万円前後(2019年2月現在)とそこそこしますが、次のような利点があります。
①初期コストさえ払えば、電話回線代金以外の月額コストが一切必要ない。(月額1500円のクラウドFAXなら2年でペイできる)
②従来から使っている電話回線に繋ぐだけなので、電話番号を変更する必要がない。
③同じネットワーク内に繋がっているPCやスマホから簡単にFAX送受信ができる。(ios・Android・Windows・Mac対応)
④電話回線が1本しかない場合は電話機をFAXサーバにつなぐことで、通話も可能になる。
⑤小型とはいえ24時間駆動を想定した独立サーバ仕様なので、PC上の仮想FAX等と比較すると安定感がバツグン。

家庭で導入するにはやや高く、設定も難しそうなので敷居が高く感じると思いますが、社内ネットワークを構築している企業等であれば十分検討の余地があると思います。

 

まとめ

FAX通信は歴史も古く、家庭用ファクシミリや企業のコピー・FAX複合機など、社会の通信インフラとして強く根付いています。
インターネットやSNSが普及すれば、古い通信手段は淘汰されるとの予想もありましたが、実際には簡単には消えそうにありません。
とはいえ、ビジネスの世界の主役は圧倒的にPCやスマホといったインターネットデバイスに移っています。
これからは、この古くて遅くて使いにくいFAX通信を、インターネットメディア経由でいかに合理的に活用するかというニーズが高くなるでしょう。
インターネットFAX(クラウドFAX)に加えて、こうした小型FAXサーバも登場してきました。

もちろん伝統的に利用しているコピー・FAX複合機を愛用されている方も多いと思いますが、もう一歩踏み込んで、FAX通信の合理化を検討してみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

 

 

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