インターネットFAXの番号引継|ナンバーポータビリティは可能か

インターネットFAXはFAX機や電話回線がない環境でも、PCやスマホとインターネット回線があればFAXの送受信が可能になるクラウドサービスです。
世界中の多くの企業がインターネットFAXを使って、営業ツールとしてのFAX活用の合理化を進めています。


さて、インターネットFAXへの移行を検討してみたいが、FAX番号はあまり変えたくないと感じる方も多いと思います。
こちらの記事では、従来のFAX機からインターネットFAXに移行する際にFAX番号引継ができるのかどうかについて詳しく解説します。
従来のFAX番号を変えずにインターネットFAXへの移行を検討されている方は是非ご覧ください。

 

ほとんどのインターネットFAXは番号引継サービスを実施していない

結論から言うと、現状では日本国内のほとんどのインターネットFAXでは番号引継には対応していません。
そもそも、一般のFAX番号で使われる市外局番をサポートしていないところがほとんどです。
多くのインターネットFAXでは050から始まる独自の受信用FAX番号を提供するというスタイルをとっています。
また、主要都市の市外局番が使えるサービスもありますが、東京や大阪などのごく一部の都市に限られます。
国内のサービスでは唯一全都道府県の57都市の市外局番が使えるeFaxというサービスがありますが、こちらも番号引継は受け付けていません。
おそらく受信用FAXサーバーにスムースにデータを転送する仕組を構築するために、ある程度番号を絞っているものと思われます。

 

唯一ナンバーポータビリティが可能な「秒速FAXプラス」

日本のインターネットFAXサービスの中では、「秒速FAXプラス」だけがナンバーポータビリティに対応しています。
ただし、ナンバーポータビリティが可能な番号は以下の条件を満たすものに限られます。

・市外局番が03,043,044,045,048,052,06のFAX番号のみが対象
・番号利用開始時にNTTのアナログ回線かINS回線で取得した番号のみが対象

このように、全国区から見ればごく一部の市外局番しかナンバーポータビリティに対応していないのが実情です。

 

どうしても以前のFAX番号を使いたい場合は転送電話サービスもアリ

インターネットFAXサイドではナンバーポータビリティには積極的に対応していないのが現実です。
しかし、企業が個人事業主で商売をされている場合、顧客に伝えたFAX番号を訂正するのは結構大変です。
また、会社のホームページやパンフ・名刺に印刷したFAX番号まで訂正することを考えるとコストも馬鹿になりません。
そこで、どうしても以前のFAX番号を変えずにインターネットFAXに切り替える方法として転送電話を使う方法があります。

NTTのボイスワープに代表される転送電話サービスは、各電話会社が有料オプションとして提供しています。
転送電話の設定で、以前のFAX番号に着信があった場合に無条件でインターネットFAX番号に転送するように設定しておけばOKです。
この手法であれば、FAX番号の変更を顧客や取引先にいちいち伝える必要はありません。
また、インターネットFAXのサービスがうまく利用できない場合なども、転送電話を解除するだけで以前のFAX機に戻せます。

インターネットFAXは回線の相性や、相手先のFAX機との相性によりうまく通信できない場合も考えられますので、まずは転送電話で試してみるのは良いかもしれません。

 

まとめ

インターネットFAXは便利ですが、サービスによっては対応していない用紙サイズがあったり、一部送れない番号があったりもします。
FAX機では当たり前のように送れていたのに、うまく送受信ができないことがあるので、欠陥商品ではないかと憤る方もおられます。

ただ、現在ではインターネット経由の通信インフラが主流です。Eメールやチャットワーク、スマホならLINEやツイッターなどあらゆる通信手段があります。
そんな中でPC・スマホから切り離されて不便なFAX回線をより効果的に使うために開発されたのがインターネットFAXです。
インターネットFAXを使えば、メール感覚でPC・スマホから多くの顧客に対して一斉送信等を行うことができます。
ですから、インターネットFAXはFAX機を完全に代替するものというよりは、より短時間で効果的にFAX通信を活用するための営業ツールと捉えた方がよいでしょう。
逆に個人利用で1ヵ月に数件程度しかFAXを利用しない方であれば、1万円以下のFAX電話を買った方が安くつくと思います。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

 

 

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