インターネットFAXを徹底比較

 

◎インターネットFAXの歴史と仕組について

いまだにビジネスの世界で存在感を見せるファクシミリ

会社で仕事をしたことのある方でしたら、コピー機と一体型になったFAX機を見たことのある方も多いでしょう。

EmailやSNSが発達した現代においても、ビジネスシーンでは当たり前のようにFAXが使われています。

インターネット経由で情報をやりとりした方が、情報量も伝達スピードもはるかに優れているのに、なぜFAXなんて使うの?と疑問に思われる方も多いでしょう。

インターネットが普及する以前の主たる情報伝達手段として普及していたFAXですが、インターネットの進化とともに急速に需要が低下するのでは、と予想した方も多かったはずです。

しかし、現実を見てみると、予想に反して、いまだにFAX機は数多くのオフィスで当然の如く居座っています。

もちろん、将来的には徐々に姿を消していくであろうことは間違いないでしょうが、少なくともここ10~20年くらいは完全に消えることはないでしょう。

 

ファクシミリがなぜ重宝されるのか

電子メールはPCからPCにデジタル文書を転送する仕組みです。

電話は受話器から受話器へ音声を伝える装置です。

LINEなどのSNSは、スマホからスマホへ情報を伝達する手段です。

しかし、これらは直接的に紙に印字されたカタチで情報を伝えることはできません。

もちろん、電子メールで届いた文書をプリンタで印刷すれば紙に印刷すれば、印字文書として残すことはできます。

ただ、そのためには、情報の受け手が印刷しようと明確に意識して実行しなければならず、実際にはほとんどの電子メールは紙に印字されることなく処理されていきます。

ところがFAXという装置を使えば、相手が印刷したいと思うかどうかに関わらず、強制的に送信文書を印字された書面として送り付けることができます。

言わば、画質は悪いが手軽に迅速に送れるダイレクトメールのようなものです。

そして紙に印字された文章というのは、やはり手に取ってみたり、つい読んでみたくなるものです。

また見る気がなくても、シュレッダーしない限り、いつまでも残り続けます。

デジタル化される時代の流れの中で、あえてアナログな印字文書として情報を届けることで逆にメッセージを強く伝えたりできるケースもあるのです。

そういう意味で、情報の伝達手段、特に各種企業の営業・広告ツールとしてFAXはいまだに多くの人に利用されています。

 

進化はしたがやっぱり使いづらいFAX専用機

FAX専用機は、言わばスキャナーとプリンターと通信回線を備えたミニコンピュータのようなものです。

しかし、その性能は、FAXを送受信することに特化されたものであり、インターフェイスも貧弱なものが多いのが実情です。

今でこそ、LAN接続をしてPCからFAX番号登録等をする機能を備えたものも多くなりましたが、ひと昔前は全て手作業で使いにくいボタンを押して、一件一件FAX番号を登録しないといけないような古典的な機種も数多くありました。

さすがにFAX機種の前でピコピコと番号登録をしている人はもうほとのどいないと思いますが、もしまだそのような手法で利用されている方がおられましたら、是非インターネットFAXを使ってみてください。

 

時代の必然として生まれたインターネットFAX

電子メールやLINEなどのSNSを相互につなぐインターネット網が整備されて、はや20年近くが経過しました。

一方でかつてはパソコン通信にも使われていた電話回線は、今では電話とFAXの用途に限られて使われています。

この2つの通信経路をつなぐことによって、FAX送受信の業務の効率化を図れないか、という試みは歴史の必然と言ってもよいものでしょう。

その結果登場したのがインターネットFAXです。

インターネットFAXは電子メールなどのPC上の情報伝達手段から、電話回線上のFAX機に対してファックスの送受信を可能にするサービスです。

インターネットFAXと言っても、FAX専用機のように何か専用のハードを準備するようなものではありません。

インターネットFAXとはクラウド上のFAX送受信サーバーを利用できる権限(アカウント)を利用者に付与するサービスです。

例えば送信時であれば、利用者は電子メールに送信文書(PDF等)を添付し、契約したインターネットFAXの送信サーバー宛にメールを送ると、送信サーバーが添付ファイルをデータ変換して、送信したい宛先のFAX番号に電話をかけて自動でFAX送信してくれます。

逆に受信したい場合は、利用者は契約時に付与される専用FAX番号を相手に伝えておけば大丈夫です。

あなたにFAX送信したい相手が、あなたの専用FAX番号宛にファックス送信すれば、契約したインターネットFAXの受信サーバー宛にファックスが届き、サーバーが自動的にPDFファイル等に変換して、あなたの電子メール宛に添付ファイルとして送信してくれます。

このように、FAX専用機やFAX回線がなくとも、あたかもFAX機を持っているかのようにファックス送受信を実現できるのが、クラウドサービスのインターネットFAXなのです。

 

本サイトでは、便利なインターネットFAXをご紹介し、様々な観点から比較していきます。ご自身にピッタリなサービスを見つけたい方は是非ご覧ください。

 

◎インターネットFAXの紹介

それでは、日本国内で利用できるインターネットFAXについてしっかりと営業活動を行っているサービスを中心にご紹介していきます。

(以前はユーザーが多かったが現在は廃れているサービスや、海外では使われているが日本語では使いにくいサービス等は除きます)


eFax

ナスダック上場のj2 Globalという会社が運営し、世界中に多くのユーザーがいるインターネットFAXがeFaxです。日本でも非常に多くのユーザーが存在します。
付与される受信用FAX番号の市外局番を、日本国内すべての都道府県の市外局番から選べるというのが大きな特徴の一つです。

運営会社 j2 Global Japan
利用区分 送信・受信ともに可
取得番号 国内の57主要都市(47都道府県)の中から選択/世界46ヵ国の番号も取得可
初期費用 0円
月額費用 1,500円
受信料金 毎月150枚まで無料(151枚目以降は10円/枚)
送信料金 毎月150枚まで無料(151枚目以降は10円/枚)
試用期間 有り(申込より30日間)


jFax

jFaxはeFaxと同じj2 Globalのサービスですが、付与されるFAX番号の市外局番を03に固定するなど、サービスが制限される代わりに、利用料金が少し安くなっているのが特徴です。

運営会社 j2 Global Japan
利用区分 送信・受信ともに可
取得番号 03
初期費用 0円
月額費用 990円
受信料金 毎月100枚まで無料(101枚目以降は10円/枚)
送信料金 毎月50枚まで無料(51枚目以降は10円/枚)
試用期間 有り(申込より30日間)


秒速FAX/秒速FAXプラス

国内でのFAX送受信に限られ、専用アプリなどもありませんが、シンプルに機能をまとめて、月額料金を安く設定しているサービスです。
秒速FAXは送信のみのサービス、秒速FAXプラスは受信のみのサービスとなっており、どちらか一方だけで契約することもできます。

秒速FAX(送信サービス)

運営会社 株式会社Karigo
利用区分 送信のみ
取得番号 なし
初期費用 0円
月額費用 0円
受信料金 -
送信料金 10円/枚(毎月5000ページまで)
試用期間 なし

秒速FAXプラス(受信サービス)

運営会社 株式会社Karigo
利用区分 受信のみ
取得番号 03・048・043・044・045・052・06・050の中から選択
初期費用 1050円
月額費用 498円(SOHOプラン)・798円(ベーシックプラン)・980円(ビジネスプラン)
受信料金 -
送信料金 8円/枚(SOHOプラン)・3円/枚(ベーシックプラン)・無料(ビジネスプラン)
試用期間 なし


faximo

付与される受信用FAX番号の市外局番は東京03か大阪06に限られますが、受信時は最大A3サイズまで、送信時は最大B4サイズまでの大きな書面に対応しているのが特徴です。

運営会社 株式会社エディックワークス
利用区分 送信・受信ともに可
取得番号 03・048・043・044・045・052・06・050の中から選択
初期費用 1,080円
月額費用 1,080円
受信料金 毎月1,000枚まで無料(1,001枚目以降は9円/枚)
送信料金 14円/枚(国内への送信時)
試用期間 なし


MOVFAX

初期費用1,000円、月額基本料金980円という平均的な利用料金ですが、受信用FAX番号は050のみ(別途オプションで03・06・045は選択可)です。また、受信は毎月1,000枚まで無料ですが、送信に関しては無料枠なし(8円/枚)となっています。

運営会社 日本テレネット株式会社
利用区分 送信・受信ともに可
取得番号 050(オプションで03・06・045が選択可能)
初期費用 1,000円
月額費用 980円
受信料金 毎月1,000枚まで無料(1,001枚目以降は8円/枚)
送信料金 8円/1送信(1送信につき2枚までの料金)
試用期間 なし


メッセージプラス

こちらも初期費用1,000円、月額基本料金950円という一般的な利用設定ですが、受信用FAX番号は050のみ(オプションでも選択できず)です。また、受信は完全無料ですが、送信は無料枠なし(15円/枚)となっています。

運営会社 株式会社アクセルコミュニケーションズ
利用区分 送信・受信ともに可
取得番号 050
初期費用 1,000円
月額費用 950円
受信料金 無料
送信料金 15円/枚
試用期間 なし


D-FAX

こちらは受信専用のサービスです。その代わり初期費用2,500円のみで、月額基本料は一切かかりません。ただし、3ヵ月間利用がなければ自動解約されてしまうので、注意が必要です。

運営会社 東京テレメッセージ株式会社
利用区分 受信のみ
取得番号 020
初期費用 2,500円
月額費用 0円
受信料金 無料
送信料金 -
試用期間 なし


以上、7つのインターネットFAXを紹介しました。
似たようなサービスも多く、どれにすれば迷う方も多いと思いますが、インターネットFAXはFAX機とは異なる面も多いので、実際に使ってみないと自分の環境に合っているかどうかは分からないのが実情です。
インターネットFAXの中にはeFaxやjFaxなど試用期間を設けているものもありますので、まずは気軽に試してみることをおすすめします。